住宅 / Private Residence
Setagaya, Tokyo
東京・世田谷に建つ住宅の中庭に、施主の瞑想の時間のための小さな禅庭を設計しました。周囲を建物に囲まれた限られた敷地でありながら、砂利の海と苔の島、クレイウォールが呼応し合うことで、都市の喧騒から切り離された静けさを生み出しています。
ご依頼の背景 / The Brief
A Room for
A Room for
Sitting Still
静かに座るための場所
施主からのご依頼は、日々の暮らしの中に「何もしない時間」を持つための場所をつくることでした。リビングの延長として使える、しかし庭とも室内とも異なる第三の空間を求められました。
私たちは、白砂利に熊手で描く砂紋と、苔むした飛び石、そしてクレイウォールという最小限の要素だけで、視線を内へと向かわせる構成を選びました。
設計のアプローチ / Our Approach
Gravel, Walls,
Gravel, Walls,
and Restraint
砂利、壁、そして引き算の美学
植栽は最小限に抑え、代わりに素材の質感そのものを主役としました。手仕事で仕上げたクレイウォールは、時間帯によって陰影の表情を変え、砂紋の直線的なリズムと静かなコントラストを描きます。
飛び石は水盤の縁に沿って配置し、視覚的な奥行きを持たせることで、限られた敷地面積以上の広がりを感じさせる工夫を凝らしています。