文化施設 / Cultural Pavilion
Kamakura, Kanagawa
鎌倉の文化施設の一角に、来訪者が茶の湯の作法に触れるための茶室のあずまやを設計しました。露地(ろじ)と呼ばれる茶庭の小径を経て茶室へと至る動線を、クレイパネルの壁面と木の門によって丁寧に演出しています。
ご依頼の背景 / The Brief
A Threshold
A Threshold
Into Stillness
静寂へと至る結界
施主である文化施設からのご依頼は、来訪者が日常の速度から離れ、茶の湯の心持ちへと自然に切り替わるための「結界」となる空間を設けることでした。
私たちは、露地の入り口に木の門とクレイパネルの低い壁を配し、視覚的にも心理的にも、外の世界と茶庭とを静かに区切る構成を提案しました。
設計のアプローチ / Our Approach
A Path That
A Path That
Slows the Visitor
歩みを緩める露地の道
露地の小径には苔むした石畳を用い、紅葉する楓を要所に配置することで、四季を通じて異なる表情を見せる道を設計しました。石畳の脇にはクレイウォールを立て、視線を茶室の方向へと自然に導きます。
茶室に近づくにつれて空間が徐々に狭まり、静かになっていく——そうした感覚の変化を、素材と動線の両面から丁寧に組み立てています。